Purpose guide 06

SYNCでタイミングを
バッチリ揃える

離れた場所から届く声には、それぞれ違う遅れがあります。SYNCは「誰の時計に合わせるか」を決め、モニターと配信・録音で全員のタイミングを整列します。

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SYNCは「待って揃える」機能

How alignment works

未来の音を先に届けることはできないため、早く届いた音を少し待たせ、一番遅い経路へ揃えます。そのぶん遅延は増えますが、配信・録音上のズレを減らせます。

基準

クロックソース

「この人のタイミングを正解にする」という基準です。ネットワークビューでは金色で表示されます。

整列

出力ごとに設定

モニター出力と配信・録音出力は別々にSYNCできます。練習の聞こえと、リスナーへ届く音を分けて決められます。

まず音質、次にSYNC
音切れがある状態では正確な確認ができません。先に受信バッファを安定させ、その後でタイミングを揃えます。
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設定前にそろえる3項目

Prepare the session

  • 全員がヘッドホンを使う — スピーカーからマイクへ回り込む音は、物理遅延が大きくSYNCの妨げになります。
  • マイク遅延を設定する — ツール → マイク遅延自動計測...、またはマイク遅延パネルの自動計測で、入口の物理的な遅れを補正します。
  • 通信を安定させる — 音切れする相手の受信バッファを増やし、演奏中に値を大きく変えなくてよい状態にします。
マイク遅延の入力と自動計測パネル
マイク遅延は手入力または自動計測で設定できます。
自動計測では音が鳴ります
スピーカーから短いクリック列を鳴らしてマイクが拾うまでを測ります。モニター出力をミュートしていても計測音は鳴るため、音量と周囲に注意してください。
03

基準(クロックソース)を選ぶ

Choose the clock source

ルーム画面のメンバー見出しにある「SyncMon」、または「ツール → SyncMonでタイミングを揃える...」を開きます。

  1. 表示モードを「ネットワーク」にするメンバー同士の経路と、自分へ届くまでの時間を地図で確認できます。
  2. 基準にしたい人の丸をクリック選んだ人が金色になります。自分の丸を選べば、自分が基準です。
  3. または波形レーンの「SYNC基準にする」波形画面では、メンバー・マイク・BGMなど各レーンから基準を選べます。実効の基準には王冠が付きます。
  4. モニターと配信・録音の行を確認それぞれで同じ基準を使うか、片方を「SYNCしない」にするか決めます。
SyncMonでネットワーク表示を選ぶ画面
表示モードからネットワークビューへ切り替えます。
SyncMonの波形タイムラインとSYNC基準ボタン
波形タイムラインでもレーンごとに基準を選べます。

誰を基準にする?

セッション基準の考え方
一人が曲・カウントを主導その人、またはその人が送るBGMを基準候補にします。
伴奏者に歌を合わせる伴奏を主導する人を基準候補にします。
配信者の手元で完成させる配信者自身を基準にした構成から試し、配信・録音の波形で確認します。
迷う場合曲の合図を出し、みんなが追いかける相手を基準にします。曲中は頻繁に切り替えません。
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モニターの揃え方を選ぶ

Monitor alignment

完全整列

全体を揃える(先読みして歌う)

自分の声を含む全体を揃えます。自分の声も遅れて聞こえるため、基準側は表示された時間ぶん早めに歌います。

「全体を揃える」の聞き方

  • 自分が基準 — ルーム画面に「先読み ○○ ms」。BGMより表示時間ぶん少し早めに歌い出すと、他のメンバーと揃います。
  • 自分がフォロワー — 「モニター整列 ○○ ms」。基準の人も同じだけ遅らせて聞こえるため、聞こえたとおりに歌います。
  • 値は曲中に動かないよう固定されます。実測とずれた場合は「更新」で取り直せますが、歌うタイミングも変わります。
  • 自分の声が遅れて歌いにくい場合は「ピアだけ揃える」へ戻します。
「全体を揃える」は自声の遅れを伴います
遅れた自声のモニターが苦手な人は多いため、最初は「ピアだけ揃える」、配信・録音側だけ完全整列という構成も試してください。
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バッチリ揃える最短手順

Recommended recipe

  1. ヘッドホン・マイク遅延・音切れを確認SYNC前の土台を整えます。
  2. SyncMonを開き、基準を一人決める曲やカウントを主導する人を選び、全員で共有します。
  3. モニターは「ピアだけ揃える」から試す歌いやすさを保ったまま、他メンバー同士を揃えます。
  4. 配信・録音出力も同じ基準へリスナーや録音に届く完成音を整列します。
  5. 短いカウントや手拍子で確認SyncMonの波形タイムラインとテスト録音で、聞こえと保存音の両方を確認します。
  6. 必要な人だけ微調整全体を変えず、メンバー別補正で詰めます。
モニターと配信で目的を分ける
演奏者は歌いやすい「ピアだけ揃える」、配信・録音は全体整列、という組み合わせが可能です。両方を同じにする必要はありません。
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波形で確認し、メンバー別に微調整

Verify and fine-tune

  • 波形タイムライン — 各メンバーの音を同じ時間軸で比較し、バッファの現在値と目標も確認できます。
  • ネットワークビュー — 丸の中は、その人の声が自分に聞こえるまでの時間。辺のラベルとマイク遅延の内訳を確認できます。
  • メンバー別補正 — 自動補正と手動補正を確認し、必要な相手だけ -1000〜+1000 msで調整できます。メンバーの「⋯ → 音声バッファ・タイミング調整...」からも開けます。
  • エコー返し(検証用) — 聞こえた音を片チャンネルで返し、基準側で往復の波形を比較します。必ず片側だけONにします。
手動補正は最後に
先にマイク遅延・受信バッファ・基準を直し、それでも一定のズレが残る人だけを補正します。原因が変わるたびに手動値を積み重ねないようにします。
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うまく合わないとき

Troubleshooting

症状確認すること
自分の声だけ遅く聞こえるモニターが「全体を揃える」になっています。歌いづらければ「ピアだけ揃える」へ。
誰に合わせるか分からないルーム画面の先読み / モニター整列表示と、SyncMonの金色の基準を全員で確認。
曲の途中でズレる音切れ・受信バッファ・実測値の変化を確認。必要なら曲間で「更新」し、曲中は値を変えない。
特定の人だけ一定にズレるその人のマイク遅延設定を確認してから、メンバー別補正を少しずつ調整。
SYNCで遅延が大きいSYNCは一番遅い経路へ待って揃えます。基準の相手の回線・ASIOバッファ・ネット受信バッファを改善。
スピーカー使用者が合わないスピーカーからマイクへの物理遅延と回り込みが大きいため、ヘッドホンへ変更。
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